The Offspring の歌詞で英会話
かなり昔の楽曲ですが、全然色褪せない!
彼らの曲の詞には、映画やドラマに出てくるスラング表現が満載です。
The Offspring – Want You Bad
タイトルにもなっている Want you bad ですが、
①「ワルになってくれ」
②「お前がすごくほしい」
の2つの解釈ができると思います。
bad には「悪い」という意味以外にも、「すごく」という意味もあります。
ワルも突き詰めると、クールになる。
映画「ベイマックス」の記事でも取り上げた pretty sick と同じ「逆転のロジック」でしょうか。
英語の詞は、聴く人の捉え方によって様々な意味に取れるから面白いですね。
これは3曲目でもお話します。
では、次。
今度はちょっとヘビーです。
The Offspring – Kids Aren’t Alright
Mark still lives at home.
Cause he’s got no job.
He just plays guitar and smokes a lot of pot
Jay committed suicide
Brandon OD’d and died
What the hell is goin’ on Cruelest dream, reality.
ブログ主訳詞:
マークはいまだ引きこもりのプー太郎
ギター弾いて 大量の葉っぱキメてやがる
ジェイは自殺
ブランドンは ヤクのやり過ぎで死んじまった
たく どうなってんだ これって悪夢? いや現実だ …
強烈な歌詞です
pot は「マリファナ」の隠語。
OD は overdose (薬物の過剰摂取)の略語。
これも刑事物、ギャング物の映画・ドラマでは必ずといっていいほど耳にします。
最後は明るく、こんなブッ飛んだ曲で。
Pretty Fly (For A White Guy) – The Offspring
タイトルに使われている fly は「イケてる」、つまり cool と同じ意味で使いま
Pretty Fly For A White Guy = 白人の男にしちゃイケてるだろ? ってことですね。
歌詞の内容は、ギャングスタ気取りの白人男性をこき下ろす、といった物です。
詞の中にも出てくる wannabe には「〜気取り」という意味があります。
あまり良い意味では使わない気が…
wannabe hero, wannabe actor, wannabe rapper といった感じで、いずれも「力量に合わない」といったイメージが強いです。
あと、この曲、しっかりコメディ要素も入れています。
中でも一番好きなくだりはこちら↓
Now he’s getting a tattoo, yeah
He’s gettin’ ink done
He asked for a ‘13‘ But they drew a ‘31‘
日本語: 「13」ってタトゥ入れてくれって言ったのに 「31」って入れられたらしいぜ
以下は僕個人の勝手な解釈です。
ワルぶって、わざと欧米では忌み嫌われる 13 という数字のタトゥを入れようとしたら、間違えて31って入れられた。
アメリカで31といえば、「バスキン・ロビンス 31アイスクリーム」ですよね。
ずいぶん、可愛らしいシンボルになっちゃいました(笑)
って、ここまで彼らが考えて作詞したかは定かではありませんが…
最近の曲は、どれも同じような内容ばかりで、オフスプみたいな強烈な内容の物がないのが残念です。
またパンチのある歌詞を思い出したら記事にします。
Ciao!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
ブログランキングに参加しています。
少しでも役に立ったなと思っていただけたら下のバナーをクリックしていただけると幸いです。
コメント